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共同募金配分事業の取材にお伺いしました! ➁

こんにちは!三重県共同募金会事務局です。
三重県内で行われている「共同募金配分事業」について、取材を行いましたので、ご紹介します。
今回は、2025年11月2日(日)に三重県社会福祉協議会が、熊野市社会福祉協議会で東紀州ブロック(尾鷲市・熊野市・紀北町・御浜町・紀宝町)の市町社会福祉協議会と連携して実施した「災害時広域連携強化事業」を取材しました。
この事業は、当会が三重県社会福祉協議会に対して、共同募金の助成を行い、実施された広域事業で、※「災害ボランティアセンター」を運営するため、三重県内をブロック単位の枠組みで連携強化し、研修(ICTの利用について等)・訓練等を行うことにより、災害時の被災者支援が円滑になることを目的とした事業です。
※市町社会福祉協議会が設置する災害時にボランティアの受け入れを行う組織

今回は、午前・午後の2部制となっており、午前の部は、災害ボランティアセンターの基礎知識、災害ボランティアに関する情報を管理するアプリ「kintone」の活用方法についての研修会が実施されました。基礎知識がある方・ない方も改めて学びを深める機会となり、ICT(特にkintone)を実際に操作することで、災害が起きた際にボランティアセンターを運営するための事務作業の流れを確認・体験することができる研修会でした。

午後の部は、実際に災害が起きた時を想定し、熊野市保健福祉センターの駐車場の敷地内にテントを張り、地域の方々とともに災害ボランティアセンター運営の実地訓練を行いました。訓練は「ボランティアの受付」、「ボランティアの基本に関するオリエンテーション」、「ボランティアの活動別オリエンテーション」、「資機材の貸し出し」といったボランティアを受け入れるための手続き・説明を4つのチームに分けて行い、手続き・説明の後、ボランティア実施場所まで車で送迎を行う等、本番さながらの訓練でした。この受付から送迎といった流れを2周行い、1周目の気づきを踏まえて2周目で修正を行う等の工夫が見られました。訓練後は、市町社会福祉協議会ごと、チームごとに意見交換と反省を行い、災害の発生を想定した話し合いを行いました。

当日は、三連休の中日の実施にも関わらず、多くの市町社会福祉協議会の職員や地域の方が参加され、南海トラフ地震が想定する沿岸地域であることから、皆さんの災害への意識の高さを感じることができました。また、「kintone」を初めて使用する方は操作方法に戸惑う場面も見られました。研修を通じて事前に慣れておくことは、災害時に地域を支える社会福祉協議会・災害ボランティアセンターの職員として非常に重要なことだと感じました。また、三重県社会福祉協議会の担当者の説明がとても分かりやすく、貴重な経験ができるため、この研修会に参加されていない市町社会福祉協議会の方には是非ご参加いただければと思いました。
これからも「赤い羽根共同募金事業」をご紹介していきますので、お楽しみに!

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